
財務データが揃わず、性格の分類はしていない
既存の生物学的製剤は特定の一つの炎症物質を狙うが、この会社は一つのマイクロRNAを介して複数の経路をまとめて和らげる道を選んだ。賭け方そのものが違う。2015年からユーロネクスト・パリに上場し、2023年にナスダックでもADSを新規上場して開発資金を調達した経緯を持つ。
承認された薬をまだ持たず、売上はない。主力候補オベファジモドは、体内の一つのマイクロRNA(miR-124)の働きを高め、炎症の複数の経路をまとめて鎮める仕組みを持つ。潰瘍性大腸炎を対象に、最終段階の臨床試験まで進んだ。クローン病への適応拡大や、miR-124を土台にした後続候補の研究も並行して進めている。
一つの薬の成否に会社の価値のほとんどが連動するため、試験や審査でつまずけば評価は一気に崩れる。潰瘍性大腸炎の領域にはすでに複数の生物学的製剤が定着しており、承認後も医師と患者に選ばれる保証はない。売上が立つ前から研究開発費がかさみ続ける構造も変わらない。
複数の適応症や複数の薬に手を広げず、主力候補の最終試験と承認取得に開発資源を絞り込む姿勢を貫いている。資金は株式の追加発行や借り入れで調達し、承認前の会社らしい財務運営を続けている。
主力候補が最終段階の試験で効き目と安全性を示せるかと、規制当局の承認を得られるかにすべてがかかる。承認までの開発費を、増資や借り入れでどこまで賄い続けられるかも同じ重みを持つ。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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