配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
メイン州などの観光地という特定の地域で、最大級の地方銀行という地盤の強さが最大の特徴。国立公園を抱える観光地や港町で、地域に深く根ざす。富裕層向けの資産運用や信託も併せ持つ。長く連続して配当を続けてきた。同州の同業とは異なる、観光地に密着した独立系の地方銀行の立ち位置にいる。
メイン州を中心に、ニューハンプシャーやバーモントといった北東部の地域で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。事業や商業用の不動産、住宅、消費者の融資に加え、富裕層向けの資産運用や信託も手がける。地盤とする地域の経済は、国立公園を抱える観光や漁業、医療、中小の製造業からなる。約五十の支店を構える。買収で規模を広げてきた。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
観光の季節の不振、たとえばハリケーンや感染症のような出来事は、地域の経済と融資を冷やす弱点になる。漁業の市況の悪化も逆風になる。地域の他の地方銀行との預金の争いも激しい。預金の流出や、商業用の不動産の悪化も損失を招く。規模が小さく、技術への投資の費用が利益を圧迫する。金利の急な低下も利ざやを縮める。
配当を長く連続して出しながら、保守的な与信の規律と地域への密着で長く生き残ってきた伝統的な経営。買収による慎重な拡張と、自前の成長の釣り合いを取る。観光や漁業という地域固有の経済に密着し、富裕層向けの資産運用も交えて、地域の地盤を着実に固める方針が特徴になっている。
地域経済と、観光、金利に依存する。地盤とするメイン州などの観光や漁業、医療に支えられた地域の経済が保たれるか、国立公園周辺の観光の季節の需要が続くか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、そして富裕層向けの資産運用の手数料が収入を支えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $533M(11%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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