まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
170年を超える歴史を持つ、目のケアで世界的に知られたブランドが最大の強み。一般向けの消耗品から処方薬、手術機器まで、目に関する製品を一気通貫で揃える構成は競合でも少数派だ。消耗品の繰り返し需要が収益を支え、ブランドと販売網という資産は、財務の整理が進めば真価を発揮しうる立ち位置にいる。
コンタクトレンズとそのケア用品、目薬などの一般向け製品、眼科の処方薬、白内障手術の機器・眼内レンズの販売が収益の柱。世界中の薬局や眼科、病院に供給する。レンズやケア用品は繰り返し買われる消耗品で、安定した需要がある。目に関わる製品を一般向けから手術用まで揃え、世界的なブランドで稼ぐ構造になっている。
最大の重荷は、分離元の親会社に絡む負債と資本関係の不透明さで、整理が進まないと評価が抑えられ続ける。競合大手とのレンズのシェア争いは激しく、新製品が不発だと数量を奪われる。製品の回収や品質問題は信頼を直撃し、為替や原材料費の変動も採算の重しになりうる。
配当を出さず、収益を新製品の投入と、負債の削減、ブランドの強化に振り向ける経営。レンズとドライアイ薬など成長製品で数量を伸ばしながら、親会社由来の財務の重荷を整理し、老舗ブランドの稼ぐ力を取り戻そうとする立て直し途上の方針が特徴になっている。
コンタクトレンズと目のケア製品の需要と、新製品の浸透、負債の整理に依存する。日常のレンズ・目薬の消耗需要が続くか、新しいレンズやドライアイ薬が伸びるか、白内障手術の件数が増えるか、そして親会社から引き継いだ重い負債と資本関係が整理されるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $14B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6.4B(46%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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