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Bausch + Lomb市販の目薬とサプリ、処方薬、白内障の手術機器までを1社で揃える構成は同業でも少ない。170年を超えるブランドの厚みがある一方、株の大半を親会社に握られたまま上場している点で、独立系の医療機器メーカーとは事情が違う。
目のサプリPreserVisionやレンズケア用品Biotrueを扱うVision Care部門が2025年売上の57%を占める。残りは処方薬が25%、白内障の手術機器と眼内レンズが18%で、約100カ国に約400品目を届けている。
2022年5月にニューヨークとトロントの両市場へ上場したものの分離は完了しておらず、親会社が約88%を持ったままの状態が続く。親会社側の財務事情でこの株が市場に出れば、事業の出来とは関係なく需給が崩れる。
目のサプリPreserVisionの次世代品AREDS 3を2026年に投入する。Lumifyも防腐剤なしの処方を2025年に米国で出しており、成熟ブランドの小刻みな更新で数字を作る。資本関係の整理だけは経営陣の一存では動かせず、親会社の判断を待つ位置に置かれている。
レンズケア用品や目薬という毎日減っていく消耗品の買い替えと、高齢化で増える白内障手術の件数が売上を支える。もうひとつ、親会社Bausch Healthが2026年2月時点で発行株の約88%を持ち、その持ち分をいつどう手放すかは自社では決められない。
この会社をどう読むか
Bausch + Lomb は1853年創業で、目薬からコンタクトレンズ、白内障の手術機器まで揃える老舗だ。ただ、2022年5月にニューヨークとトロントの市場へ単独上場した独立企業、と読むと実態を外す。
分離元の親会社Bausch Healthは2026年2月時点でも発行株の約88%を保有し、分離はまだ終わっていない。レンズケア用品が毎日減って買い替えられるという手堅い商売の裏で、株の大半を握る親会社の都合という、自社の努力では動かせない変数が残っている。
バランスシート (要約)
資産 $14B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6.4B(46%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$383M
- 他の流動資産$2.6B
- 固定資産$11B
- 流動負債$1.9B
- 長期借入金$5B
- 短期借入金$28M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.1B
- 売上成長率
- 6.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 2.2%
- 純利益率
- −7.1%
- ROE
- −5.6%
- ROIC
- 0.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $283M
- フリーCF
- −$66M
- 営業CFマージン
- 5.5%
- 現金ランウェイ
- 約6年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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