
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
がんの細胞の中で、染色体の外に輪のような形で増える特殊な遺伝子に着目し、その依存を断つという、まったく新しい着眼が最大の特徴。既存のがんの薬とは異なる切り口を持つ。染色体の外の遺伝子を狙う先駆けを目指す臨床段階のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、がんの薬を開発する臨床段階のバイオで、収入はない。がんの細胞の中には、染色体の外に、輪のような形で増える特殊な遺伝子があり、これが治りにくいがんの増殖を支えていることが分かってきた。この特殊な遺伝子に依存するがんを狙い、その依存を断つ薬を開発する。独自の発見の基盤と、複数の飲み薬の候補を持つ。この新しい分野での先駆けを目指す。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。それまでは手元の資金と増資で開発を続ける。
染色体の外の遺伝子を狙うという着眼そのものが、まだ証明されていない弱点を抱える。新しい分野ゆえ、思わぬところでつまずく恐れがある。初期の段階で、人での効き目が未知数だ。巨大な製薬大手も同じ着眼に乗り出す恐れもある。承認までの道のりが極めて長く、その間は赤字が続く。現金が細れば増資で持ち分が大きく薄まる。
配当を出さず、研究開発を最優先する経営。現在の経営者が率いる。看板の候補の臨床試験の遂行と、染色体の外の遺伝子を狙う着眼の実証、増資による資金繰りの管理を進める。新しい着眼への挑戦と、資金繰りの管理が、運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、着眼の正しさ、資金繰りに依存する。看板の候補が、初期から中期の試験で効き目と安全性を示せるか、染色体の外の遺伝子を狙う着眼が正しいと示せるか、増資で長い開発の資金をつなげるか、そして先駆けの立場を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $157M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $99M(63%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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