CVCO
Cavco Industries住宅の高騰が続く米国で、現場施工の半額という圧倒的な値ごろ感を工場生産の効率で実現している点が最大の強み。買収で広げた工場網と販売網、自前の金融が一体となり、安い家を買う仕組みごと提供できる。住宅難という社会問題の解決策の側に立つ、堅実な量産メーカーの立ち位置にいる。
工場の生産ラインで組み立て、現地に運んで据え付ける規格住宅の製造販売が収益の柱。現場施工の家より大幅に安く、価格に敏感な初めての買い手や退職世代に売れる。全国の工場網と販売店網を持ち、購入者向けの住宅ローンと保険も自前で提供する。製造から金融まで一貫で囲い込んで稼ぐ構造になっている。
景気後退で低所得の買い手層が真っ先に購入を諦めると、注文が急減する。金利の上昇は割賦で買う客層の支払い能力を直撃する。規格住宅を市街地から締め出す自治体の規制は、需要の天井になり続ける。工場は固定費が重く、受注の谷では稼働率の低下が利益を削る。
配当を出さず、資金を同業の買収と自社株買いに振り向ける経営。住宅サイクルの波を前提にほぼ無借金の財務を保ち、谷では同業を安く買って規模を広げてきた。製造の効率と金融の一体運営を磨く方針が特徴になっている。
手頃な住宅の需要と、ローンの利用環境、工場の稼働率に依存する。住宅価格の高騰で安い選択肢への需要が続くか、規格住宅向けの融資制度が広がるか、設置を規制する地域の用途制限が緩むか、そして工場の稼働を高く保って製造の利幅を守れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(74%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$237M
- 他の流動資産$588M
- 固定資産$666M
- 流動負債$335M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.2B
- 売上成長率
- 11.4%
- 粗利率
- 23.5%
- 営業利益率
- 10.2%
- 純利益率
- 8.5%
- ROE
- 17.3%
- ROIC
- 16.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $267M
- フリーCF
- $232M
- 営業CFマージン
- 11.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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