
CZNC
Citizens & Northern百年以上前から続く田舎町の銀行でありながら、この6年で資産をほぼ倍にした買収の速さが目を引く。信託・資産運用・保険まで自前で抱える多角化も、同規模の地方銀行としては厚い部類に入る。
地元で集めた預金を事業性の融資や住宅ローン、商業用不動産に振り向けて利ざやを得るのが土台。信託部門とグループの保険・資産運用会社が、そこに手数料収入を上乗せする。
買収のたびに株式を発行して規模を買ってきたため、統合のつまずきや融資の質の見誤りはそのまま重荷になる。北部はシェールガスの産地でもあり、ガス相場の低迷が地域経済ごと数字を冷やす場面もある。
地元密着の融資を続けながら、買収した銀行の統合と信託・保険事業の育成を並行して進める体制を取る。株主には配当と自社株買いの両方で還元し、拡大と還元を同時に回している。
地盤とするペンシルベニア北部の景気と、買収で加わった銀行を一つの体制にどれだけ手際よく畳み込めるかが効いてくる。2025年10月に迎え入れたばかりの合併先の支店と顧客を馴染ませる作業も、当面は続く。
この会社をどう読むか
天然ガスの産地として知られるペンシルベニア州北部を長く地盤にしてきた古参が、田舎町ウェルズボロに本店を置く Citizens & Northern だ。ただし、いまの姿は近年の買収の積み重ねでできている。
2019年からの6年で、州の南東部・南中部への進出と相次ぐ買収により、総資産は$3.1B へと89%膨らんだ。直近では2025年10月に近隣の銀行を合併しており、拡大の速さと統合の巧拙が、この銀行を見るうえでの核になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $342M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$46M
- 短期借入金$29M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 6.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $32M
- フリーCF
- $30M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $16M
- 配当性向
- 69.5%
CZNC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…