
FET
Forum Energy Technologies掘削から仕上げ、生産、海底までの幅広い油田の装置を手がけ、買い替えの続く消耗品も持つ点が最大の特徴。装置の販売は原油価格に振られるが、消耗品が収益を下支えする。油田サービスの大手に装置を供給する受託事業者の立ち位置を取る。規模で勝る最大手とは異なる、装置と消耗品に特化した小型のメーカーの立ち位置にいる。
石油やガスの掘削から生産までに使う、各種の装置と消耗品を作って売るのが事業の柱。柱は二つで、掘削や坑井の仕上げに使う工具や流体の制御の部品と、地上や地下の生産の設備、人工的に原油を汲み上げる装置、海底の機器からなる。油田サービスの大手や、掘削を行う会社に、装置を製造して供給する。買い替えの続く消耗品も収益の柱になる。買収でカナダのオイルサンド向けも取り込んだ。装置と消耗品の販売で稼ぐ構造になっている。
原油価格の下落は、石油会社の投資と掘削の活動を一気に絞らせ、装置の需要を細らせる弱点になる。油田サービスは過去にも何度も大きな落ち込みを繰り返した。規模で勝る装置の最大手や、油田サービスの大手との競争が激しい。買収した事業の統合や、カナダのオイルサンドの需要の変動も逆風になる。超小型ゆえ、少数の顧客への依存も偏りになる。
配当を出さず、現金を成長への投資と借入の削減に充てる経営。買い替えの続く消耗品で原油価格の波を和らげつつ、買収で取り込んだカナダのオイルサンド向けなどの事業を統合する。油田サービスの大手との供給の関係を保ち、原油価格の波の大きい油田の装置の事業を回す方針が特徴になっている。
原油価格と、掘削活動、消耗品の需要に依存する。原油や天然ガスの価格が高く世界の石油会社の投資が活発か、掘削の活動が装置の需要を生むか、買い替えの続く消耗品の需要が下支えするか、そして油田サービスの大手との供給の関係を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $752M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $291M(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$35M
- 他の流動資産$414M
- 固定資産$304M
- 流動負債$207M
- 長期借入金$135M
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $791M
- 売上成長率
- −3.1%
- 粗利率
- 27.7%
- 営業利益率
- 3.8%
- 純利益率
- −1.2%
- ROE
- −3.3%
- ROIC
- 5.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $70M
- フリーCF
- $64M
- 営業CFマージン
- 8.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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