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Flexible Solutions International水面に薄い膜を張って蒸発を止めるWATERSAVRは2002年に投入され、飲料水への使用も認められている。それでも商業的な注文は数えるほどしか入らず、2026年度にこの製品へ充てる予算は$50,000にとどまる。会社の顔になり得た製品が、二十年以上その一歩手前で止まっている。
中心にあるのは高分子の薬剤で、畑では肥料に混ぜて窒素が逃げるのを抑え、油田では配管に水あかが付くのを防ぐ。プールなど水面に張る被膜も扱い、こちらは1月から6月に注文が偏る。海外向けは2025年の売上の16%を占めた。
固定費の比率が高く、売上が少し落ちるだけで利益はそれ以上に削られる。畑向けは作付けと天候、油田向けは石油とガスの活気で注文が振れ、両方が同時に鈍る年は逃げ場がない。
売れない製品を切り捨てず小額で延命させながら、資金は畑と油田向けの薬剤に置く。事業の勘所を握るのはDaniel B. O'Brien氏ほぼ一人で、同等の知見を持つ後任がいないことを自ら開示している。
大口の客が三社に偏っており、そのうち一社を失うだけで売上が大きく削れる。原料は長期の供給契約を結ばず都度の発注で買っているため、調達が途切れると製造も止まる。
この会社をどう読むか
Flexible Solutions Internationalの製品で一番説明しやすいのは、水面に膜を張って蒸発を止める薬剤だ。ところが決算を支えているのは、そちらではない。
蒸発を止めるWATERSAVRは2002年に世に出て以来、試験用の出荷ばかりで商業的な注文はほとんど入っていない。会社が回るのは、畑で窒素を逃がさない薬剤と油田の水あかを防ぐ薬剤が売上の中心にあるからだ。この二つは作付けと掘削という別々の景気に紐づいており、その二つの波の重なり方が、この会社の売上の振れ幅を決めている。
バランスシート (要約)
資産 $62M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $39M(63%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$26M
- 固定資産$29M
- 流動負債$11M
- 長期借入金$4M
- 短期借入金$397K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $39M
- 売上成長率
- 0.7%
- 粗利率
- 32.6%
- 営業利益率
- 11.9%
- 純利益率
- 2.0%
- ROE
- 2.0%
- ROIC
- 8.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4M
- フリーCF
- −$592K
- 営業CFマージン
- 9.8%
- 現金ランウェイ
- 約11年
配当
- 配当総額(年間)
- $1M
- 配当性向
- 162.0%
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