GROW
U.S. Global Investors「金の会社」という創業来のイメージを保ったまま、実際の主な収益源を航空という畑違いのテーマに乗り換えている点が、他の資源系運用会社と一線を画す。
San Antonio拠点の登録投資助言業者として、投資信託とETFの運用報酬で稼ぐ。預かり資産の最大の柱は航空・旅行・貨物株を集めたETF「JETS」で、金鉱株ETFのGOAUや伝統的な金ファンド群を規模で大きく上回る。自己資金の運用益も収益に加わる。
航空株が売られる局面ではJETSから資金が抜け、預かり資産全体が一気に縮む。指数連動の低コストETFとの競合も年々厳しく、テーマが陳腐化すれば資産流出は止まりにくい。
新しいテーマのETFを次々に立ち上げ、当たった商品に資産が集まるのを待つ拡張路線。直近では技術と航空宇宙・防衛を組み合わせたETFも加えた。
JETS一本への依存度が極端に高く、航空業界の需給や燃料費、旅行需要の波が預かり資産の増減に直結する。金ファンド群は歴史的な看板ではあるが、いまや規模で航空ETFに水をあけられている。
この会社をどう読むか
U.S. Global Investorsという社名や、金鉱株ファンドで知られてきた歴史からは、資源に賭ける運用会社という印象を受ける。だが預かり資産の中身を開けると、最大の柱は航空・旅行株を束ねたETF「JETS」であり、金関連の資産をまとめて上回る規模になっている。
つまりこの会社の先行きを左右するのは、金相場よりも航空業界の景気だ。JETSから資金が抜ければ預かり資産全体が縮むため、新しいテーマのETFを次々に立ち上げて看板を作り直し続けるほかない。
バランスシート (要約)
資産 $48M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $45M(94%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約30年分
- 現金・現金同等物$25M
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$9M
- 流動負債$2M
- 長期借入金$75K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8M
- 売上成長率
- −23.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −35.3%
- 純利益率
- −4.0%
- ROE
- −0.7%
- ROIC
- −5.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$822K
- フリーCF
- −$829K
- 営業CFマージン
- −9.7%
- 現金ランウェイ
- 約30年
配当
- 配当総額(年間)
- $1M
- 配当性向
- —
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