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Hennessy Advisors相場のタイミングを読まず良い銘柄を長く持つ、という掲げている運用哲学は保守的だ。それに対し会社自身の拡大の仕方は他社ファンドの運用権を次々に買い取るM&Aそのもので、中身と手口が対照的になっている。
ヘネシー・ファンズの投資信託16本とETF1本に運用助言を行い、日々の純資産残高に一定率を掛けた報酬を受け取る。投資家向けの窓口業務からも手数料が入る。運用の実務は一部を外部の助言会社に委託し、その報酬は自社の取り分から支払う。
相場が下げれば残高が減り、報酬も同じだけ細る。手数料の安い指数連動型へ資金が流れる業界の潮流は、能動的に銘柄を選ぶ投資信託には逆風であり続ける。買収で規模を稼ぐやり方は、売り手が現れなければ成長が止まる。
2000年のNetfolioを皮切りに、SYM Financial、Lindner、Landis、RBCと運用権の買収を重ねてきた。買収先の選定と統合が経営陣の主要な仕事であり、株主への配当も並行して続けている。
相場と資金の出入りで預かり資産が動き、報酬はその残高にそのまま比例する。売上の増減を予想したいなら、まず残高の推移を追うことになる。
この会社をどう読むか
Hennessy Advisorsの運用哲学は一貫して保守的だ。相場のタイミングは読まない、良い銘柄を長く持つ。
ところが会社そのものの育ち方は、その静けさとまるで違う。1989年にブローカー・ディーラーとして出発し、1996年に初の自社ファンドを立てたあとは、他社が手放したファンドの運用権を次々に買い取ってきた。2002年の上場時に約$358Mだった預かり資産は、その積み重ねで育っている。運用の中身は保守的でも、会社の顔つきは買収を重ねる側のそれだ。
バランスシート (要約)
資産 $160M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $98M(61%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$72M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$84M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$40M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $36M
- 売上成長率
- 19.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 37.0%
- 純利益率
- 28.0%
- ROE
- 10.2%
- ROIC
- 7.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $14M
- フリーCF
- $13M
- 営業CFマージン
- 38.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 42.2%
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