HURC
Hurco Companies多くの工作機械メーカーが外部の制御装置を積むのに対し、Hurcoは対話形式のプログラミングごと制御ソフトを自社で書いている。廉価なMilltronics、業界標準の制御を積む高精度なTakumiを並べ、町工場から金型・航空・医療まで価格帯を分けて狙える。
金属の塊を削って部品にする立形・横形のマシニングセンタや旋盤を売り、部品と保守、操作訓練からも収入を得る。値打ちの中心は自社開発の制御ソフトWinMaxで、対話形式の画面から複雑な加工プログラムを組めるようにしている。
工場の設備投資は景気の波に真っ先に反応する。2025年度は売上が前年比4%減の$178.6M、純損失は$15.1Mで、赤字は2年続いた。
2013年以降の五件の買収はいずれも精度と自動化の底上げが狙いで、一発逆転の大型買収には手を出してこなかった。2年続けて赤字でも配当と十数カ国の販売・保守網は維持しており、縮めるより持ちこたえる側を選んでいる。
在庫を持って売る商売のため受注残高はふだん45日分ほどしかなく、需要の先行きを読む手がかりが乏しい。台湾・米国・イタリアで作って十数カ国で売るので、為替の動きが利益にそのまま乗る。
この会社をどう読むか
金属を削る機械を売る会社のほとんどは、機械を動かす制御装置を外から買ってくる。Hurcoは1968年の創業以来そこを自社で書き続けてきた。図面を読み込ませれば経験の浅い作業者でも複雑な部品を削り出せる対話形式の画面が、今も看板ブランドの中身になっている。
その看板の下にMilltronicsとTakumiを並べ、廉価から高精度まで三段構えで売る形をとってきた。ただし買い手は設備投資を決める工場で、その気分は景気に先んじて冷える。2025年度は売上が4%減り、純損失は2年続いた。
バランスシート (要約)
資産 $264M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $199M(75%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$49M
- 他の流動資産$176M
- 固定資産$39M
- 流動負債$52M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $179M
- 売上成長率
- −4.3%
- 粗利率
- 18.5%
- 営業利益率
- −5.8%
- 純利益率
- −8.5%
- ROE
- −7.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $18M
- フリーCF
- $17M
- 営業CFマージン
- 9.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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