HZO
MarineMax販売だけで終わらせず、係留・整備・仲介と、船を持ち続ける間ずっと客と接点が残る形に組み替えてある。出発点は1998年に独立系の販売店5社を一度に買収したことで、以後も店と港を取り込みながら世界最大級まで広がった。
各地の販売店で新艇と中古艇を売り、2025年度の新艇の平均価格は約 $339,000 と、業界平均の約 $93,000 を大きく上回る。船を預かる港の運営、整備や部品、保険と融資の手配、超大型ヨットの仲介も抱え、売った後の収入が積み上がる。
景気が冷えれば、必需品ではない船への支出は真っ先に削られる。金利が上がるとローンで買う客が減るうえ在庫を抱える負担も増し、嵐が来れば港と在庫の船そのものが傷つく。
買収で店と港を増やす路線を続けつつ、船を売った後の付き合いから稼ぐ比率を高める方へ舵を切っている。台数で規模を追わず、高い価格帯の客層を保つことを前提に店を置く。
高額な余暇の買い物へどれだけ財布が開くかと、ボートローンの金利水準が客足を決める。仕入れた在庫を値引きせずに売り切れるかどうかで、利益率も上下する。
この会社をどう読むか
MarineMax が2025年度に売った新艇は、1隻あたり平均でおよそ $339,000。業界全体の平均が $93,000 ほどであることを思えば、この会社が狙っているのは「船を買える人」ではなく、そのなかでもさらに上の層だとわかる。
出発点は1998年、独立していた販売店5社を一度に買い集めたところにある。以後も店と港を取り込みながら世界最大級まで育ち、いまは係留や整備、超大型ヨットの仲介まで抱える。高い買い物をした客が、そのまま長い付き合いの客に変わる作りになっている。
バランスシート (要約)
資産 $2.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $937M(38%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$170M
- 他の流動資産$1B
- 固定資産$1.3B
- 流動負債$985M
- 長期借入金$356M
- 短期借入金$36M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.3B
- 売上成長率
- −5.0%
- 粗利率
- 32.5%
- 営業利益率
- 1.5%
- 純利益率
- −1.4%
- ROE
- −3.4%
- ROIC
- 1.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $73M
- フリーCF
- $12M
- 営業CFマージン
- 3.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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