配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
原油船と製品船の両方を持つ分散と、借入を抑えた財務の健全さが最大の強み。市況の谷を耐える体力があるため、安値で船を仕込み高値で売る逆張りの売買ができる。利益連動の配当方針は市況商売の本質に正直で、波を隠さない潔さが投資家との信頼になっている。
原油を産地から精製地へ運ぶ大型タンカーと、ガソリンなどの石油製品を運ぶ中小型船の運賃が収益の柱。多くの船を市況連動の航海ごとの契約で動かし、運賃の高騰局面で利益が跳ねる。一部は長期の定期貸しで収益の床を作る。船の売買益も収益源で、市況の波そのものを商売にする構造になっている。
運賃市況の急落は、収益と配当を一気に細らせる。世界の石油需要の構造的な減少は、長期では船腹の過剰を招く。制裁の解除など地政学の正常化は、皮肉にも運賃の追い風を消す。船という資産は事故や規制強化の費用リスクを常に抱え、新造発注の波が戻れば市況の天井が下がる。
固定の配当に市況連動の上乗せを重ねる、稼いだ分だけ配る方針の経営。借入を抑えて谷に備え、船齢の若返りと環境規制対応の改修を計画的に進める。市況の読みで船の売買を仕掛ける機動力が特徴になっている。
タンカー運賃の市況と、船腹の需給、地政学の歪みに依存する。原油と製品の海上輸送量が伸びるか、新造船の供給が抑えられた需給の締まりが続くか、制裁や紛争による航路の迂回が運賃を押し上げるか、そして老朽船の入れ替えを良い値段で進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(76%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
読み込み中…