LBRT
Liberty Energy燃料費を大きく減らす天然ガス駆動の新型機材をいち早く揃え、作業の質と効率で大手顧客を握る点が強み。砂や物流まで一貫で抱える垂直統合は、繁忙期の供給不安を防ぐ。油田で鍛えた発電能力をデータセンターに転用する構想は、市況商売から抜け出す挑戦の立ち位置にいる。
シェール層の井戸を生産可能にする、水圧破砕と呼ばれる仕上げ作業の請負が収益の柱。高圧ポンプの車両群と作業員を油田に送り込み、岩盤に砂を打ち込んで原油と天然ガスの通り道を作る。砂の調達や物流も自前で握る。さらに作業用に培った発電機材を生かし、データセンター向けの電力供給事業を第二の柱として育てている。
油価の急落で掘削が止まると、仕上げ作業の需要は数か月で蒸発する。機材は消耗が激しく、稼がない期間も更新投資が止められない。同業との価格競争は市況の谷で熾烈になる。期待の電力事業は先行投資がかさみ、契約の獲得が遅れると重荷だけが残る。
配当と自社株買いを続けながら、新型機材と電力事業に大胆に投資する経営。市況の波を前提に財務を健全に保ち、好況の現金を次の柱に注ぐ。現場の技術屋の文化を誇りとし、効率の改善を積み重ねる方針が特徴になっている。
シェール開発の活発さと、機材の稼働率、電力事業の立ち上がりに依存する。油価が掘削投資を支える水準を保つか、仕上げ作業の単価と機材の稼働を維持できるか、燃費の良い新型機材への更新が実を結ぶか、そしてデータセンター向け電力という新事業が契約として実るかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(58%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$28M
- 他の流動資産$850M
- 固定資産$2.7B
- 流動負債$720M
- 長期借入金$242M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4B
- 売上成長率
- −7.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 1.8%
- 純利益率
- 3.7%
- ROE
- 7.1%
- ROIC
- 2.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $610M
- フリーCF
- $14M
- 営業CFマージン
- 15.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $54M
- 配当性向
- 36.8%
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