LBTYB
Liberty Global (Class B)通信事業を自社単独で持たず合弁で運営する点が特徴で、スイスのサンライズ分離やベルギーのテレネット買収のように、事業の組み替えを繰り返しながら形を変え続けている。この株式クラスは、出来高が薄く議決権が厚いという性格を持つ。
英国のVMO2やオランダのVodafoneZiggoなど、大手通信会社との合弁を通じてブロードバンド・ケーブルテレビ・携帯電話サービスを提供する。単独出資ではなく共同経営の形をとる事業が収益の中心。
合弁パートナーと経営方針で対立すると、単独では意思決定できず投資判断が滞る。固定・携帯ブロードバンド市場での価格競争が激化すると、利用者一人当たりの収益が落ち込む。
現金配当を出さない方針を続け、その代わりに自社株買いで株主に還元する姿勢が強い。欧州各国の事業を売買・合弁再編しながら、身軽な持ち株会社としての運営を志向する。
合弁相手であるVodafoneやTelefonicaとの関係、そして各国の通信規制と競争環境に業績が左右される。英国のEU離脱に伴うポンドの為替変動や規制の変化も収益に影響する。
この会社をどう読むか
Liberty Globalは、通信会社という第一印象を持たれがちだが、実態は欧州各国の通信事業を大手通信会社と組んで運営する持ち株会社だ。
英国ではVodafoneの旧携帯電話部門と組んだVMO2、オランダではVodafoneと組んだVodafoneZiggoというように、自社単独ではなく合弁の形で通信インフラを持つ。このクラスBの株式は市場での出来高が薄く、議決権を厚く持つ株主が保有し続ける性格の強い株式クラスで、経営権の所在を映す銘柄として読むとよい。
バランスシート (要約)
資産 $22.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9.7B(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約16年分
- 現金・現金同等物$2.1B
- 他の流動資産$1.3B
- 固定資産$19.2B
- 流動負債$3.2B
- 長期借入金$7.8B
- 短期借入金$764M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.9B
- 売上成長率
- 12.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −0.5%
- 純利益率
- −146.3%
- ROE
- −73.3%
- ROIC
- −0.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.2B
- フリーCF
- −$132M
- 営業CFマージン
- 24.8%
- 現金ランウェイ
- 約16年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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