まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
長年の衛星事業で築いた顧客基盤と、携帯通信に使える貴重な電波の権利を保有する点が強み。その電波を生かして、大手に挑む新しい携帯電話網を築こうとしている点で、他社にない資産と狙いを持つ立ち位置にいる。
衛星を使ったテレビ放送やネット接続サービスの利用料が収益の柱。これに、自社で築こうとしている携帯電話サービスの収入が加わる。長年の衛星事業で稼ぎつつ、その資金や保有する電波の権利を生かして、新しい通信網を育てようとする構造になっている。
動画配信の普及で衛星放送の契約者が減り続けると、本業の収益基盤が細る。携帯電話網の構築には巨額の資金が要り、借入の負担と計画の遅れが重なると財務が苦しくなる。大手通信会社との競争も、新規参入には高い壁になる。
配当を出さず、衛星事業で得た資金と保有資産を、携帯電話網の構築という大きな賭けへ振り向ける経営。縮む本業を抱えながら、電波の権利を生かして通信の新分野へ転換を図る、挑戦的な方針が特徴になっている。
衛星放送やネット接続の契約者数と、携帯電話網の構築の進み具合に依存する。本業の契約者の減少をどれだけ抑えられるか、巨額の投資が必要な携帯網を計画通り築けるか、そして保有する電波の権利を生かせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $43B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.8B(13%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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