XPER
Xperi番組案内の広告、音響・映像の使用料、車載の案内サービスという性質の違う収入を、一つの技術ポートフォリオで束ねている。単一分野を深掘りする技術会社とは毛色が違う。
スマートTV向けにTiVoの番組案内と広告配信を提供し、DTSブランドの音響・映像技術を家電メーカーに使用料で貸し出す。車載向けにはDTS AutoStageで音楽や情報の案内を届ける。約1,460人の陣容で、35年を超える技術開発の蓄積を切り売りする形をとる。
ライセンス契約が更新されなければ使用料の流れはそこで途切れる。2025年11月には約250人を減らす再編に踏み切っており、コスト構造が市況に追いついていなかったことをうかがわせる。
2025年11月の人員削減で固定費を市況に合わせつつ、TiVoとDTSという二枚看板に資金を配分する。買収より既存技術の展開効率を上げることに重心がある。
スマートTVや自動車のメーカーが採用を続けるかどうかで、使用料収入の量が変わる。広告費が線形放送からストリーミングへ移る速さも、TiVo側の伸びしろを決める。
この会社をどう読むか
Xperiに使用料を払っているのは視聴者ではなく、テレビや自動車を作るメーカーの側だ。TiVoの番組案内と広告、DTSの音響・映像技術、車載向けのDTS AutoStageを、それぞれの相手に貸し出している。
35年を超える技術開発の蓄積が、この幅を支えてきた。ただ2025年11月には約1,460人のうち250人規模を減らす再編に踏み切り、広く構えたまま走れるかが問われている。
バランスシート (要約)
資産 $616M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $414M(67%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約16年分
- 現金・現金同等物$97M
- 他の流動資産$171M
- 固定資産$348M
- 流動負債$111M
- 長期借入金$40M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $448M
- 売上成長率
- −9.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −9.8%
- 純利益率
- −12.6%
- ROE
- −13.6%
- ROIC
- −7.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$515K
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −0.1%
- 現金ランウェイ
- 約16年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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