
LEGH
Legacy Housing家を作る会社と、家を売る会社と、家の資金を貸す会社は、通常それぞれ別に存在する。Legacy Housingはその三つを一社に収め、仕入れ・購入・地代のどの段階でも自社の資金が流れるようにした。
年収$75,000未満の世帯を主な客に、テキサス州の2工場とジョージア州の1工場で組み立て住宅を作る。80を超える独立系販売店と14の直営店を通じて、15州で売る。あわせて販売店への仕入れ資金、購入者へのローン、住宅地の運営者への融資という三種類の貸付から利息も取る。
金利上昇はこの会社に二重に効く。客が買えなくなると同時に、自社が貸した資金の焦げ付きが増える。販売網が米国南部に偏っているため、その地域の景気だけで数字が動いてしまう面もある。
2005年の創業から工場と販売網と金融機能を自前で積み上げ、2018年の上場後もその型を崩していない。テキサスに1,000エーカーを超える土地を持ち、住宅地の開発まで自社で握ろうとしている。
手頃な住宅しか選べない層の購買力が需要の底で、この層は金利の上下に最も敏感に反応する。自社が貸した資金の回収状況も、同じ景気の波を正面から受ける。
この会社をどう読むか
Legacy Housingの客の多くは、年収$75,000に届かない世帯だ。若い勤労家族と、55歳を過ぎた人たち。持ち家を諦めかけた層に、工場で作る手頃な家を届けている。
変わっているのは資金の流し方だ。家を仕入れる販売店にも、家を買う消費者にも、家を並べる住宅地の運営者にも、この会社が自ら貸す。テキサスとジョージアの三工場から出た住宅と、そこに付いていく資金が、南部一帯の同じ経路をたどっていく。だから金利が動くと、売上と貸付の両側が同時に揺れる。
バランスシート (要約)
資産 $580M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $529M(91%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$156M
- 固定資産$416M
- 流動負債$47M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $165M
- 売上成長率
- −10.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 29.4%
- 純利益率
- 25.4%
- ROE
- 7.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $37M
- フリーCF
- $28M
- 営業CFマージン
- 22.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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