
LOVE
Lovesac売り切りが主流の家具業界で、パーツの買い足しとカバー交換によって購入後も関係が続く設計を選んでいる。直近の取引の半分が既存客からのもので、その狙いは数字にも表れている。
主力はSactionalと呼ぶ、パーツをつなぎ替えて形を変えられるソファで、カバーの張り替えや部材の買い足しが後から効く設計になっている。直近の売上は自社店舗が67%、ネットが28%を占め、卸を挟まないぶん利幅を手元に残せる。
家具は生活必需品ではないため、景気が冷えると買い控えの最前列に並ぶ。海外生産への依存が大きく、関税や輸送費の上昇は原価をそのまま押し上げる。
出店とネット直販の両輪で規模を広げ、関税と物流のリスクを下げるためSactionalの国内生産を段階的に増やす構えをとる。還元より投資に資金を回している。
高額な家具に消費者が財布を開くかどうか、新規出店のペース、輸入部材と輸送のコストが数字を決める。関税の水準は原価に直接跳ね返る。
この会社をどう読むか
普通の家具屋は、ソファを一つ売ればその客との取引はそこで一区切りつく。LovesacのSactionalは座面もひじ掛けも個別のパーツで、部屋が広くなれば買い足し、飽きればカバーだけ替えられるように作ってある。
直近の取引の半分は既存客からのもので、買い切りではなく買い足しで付き合うという設計はひとまず狙いどおりに働いている。残る課題は作る側で、海外生産への依存が関税と輸送費を原価に直結させるため、同社はいまSactionalの国内生産の比率を段階的に引き上げている。
バランスシート (要約)
資産 $535M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $219M(41%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$102M
- 他の流動資産$135M
- 固定資産$298M
- 流動負債$147M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $697M
- 売上成長率
- 2.4%
- 粗利率
- 56.4%
- 営業利益率
- 0.8%
- 純利益率
- 0.6%
- ROE
- 1.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $49M
- フリーCF
- $26M
- 営業CFマージン
- 7.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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