人口と雇用が伸び続けるサンベルト(南部・南東部)に資産を集中させている点が最大の強み。働き口と温暖な気候を求めて人が移り住む長期の流れを、賃貸需要として取り込める。郊外型の手頃な物件を多数保有し、成長地域の追い風を受けられる立ち位置にいる。
テキサスやフロリダ、ジョージアなど米南部の成長都市に保有する賃貸マンションの、家賃収入が収益の柱。人口と雇用が伸びる地域に資産を集中させ、高い入居率と家賃を保つことを狙う。郊外型の手頃な物件を中心に、移り住む人の需要を取り込んで安定した家賃を積み上げる構造になっている。
人気の南部都市で新築マンションが増えすぎると、家賃の引き下げ競争になる。景気後退で雇用が冷えると、賃貸需要が鈍る。金利上昇は、多くの物件を抱える不動産投信にとって資金調達と評価額の重しになる。供給過剰が当面の主なリスクだ。
安定した配当を続けつつ、成長都市での物件取得と、入居率・家賃の最適化に力を入れる経営。サンベルトへの人口流入という長期の追い風を生かし、供給過剰の局面では家賃より入居率を優先するなど、需給を見ながら安定収入を積み上げる方針が特徴。
米南部の人口・雇用の伸びと、家賃の動向に依存する。サンベルトへの人口流入が続くか、入居率を高く保てるか、家賃をどれだけ上げられるか、新規の住宅供給とのバランス、そして金利の水準が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $12B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.7B(47%)。
自己資本と借入のバランスは同業の平均より良い
- 現金・現金同等物$60M
- 長期借入金$5.4B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.2B
- 売上成長率
- 0.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 20.2%
- ROE
- 7.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.1B
- フリーCF
- $718M
- 営業CFマージン
- 48.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $709M
- 配当性向
- 158.7%
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