MDCX
Medicus Pharma切らずに治す皮膚がんのパッチと、心血管の危険を抱えた前立腺がん患者に向けたホルモン薬Teverelixという、患者も仕組みも重ならない二つを一社で並走させている。
承認薬が無く収益はほぼ無い。皮膚がん向けのSkinJectは、抗がん剤を溶ける微細な針の列に載せて基底細胞がんの患部へ直接届ける第2相の段階にある。
監査人は事業を続けられるかどうかに重大な疑義があると指摘している。承認製品が無いまま二つの治験を同時に走らせ、増資に頼る資金繰りが続けば希薄化が重なる。
自前で一から作るより、他社の候補品を買収や導入で取り込んで育てる型を取る。SkinJectは2023年の逆さ買収でこの会社の中身そのものになった。
二つの候補それぞれの治験データと規制当局の判断、開発を続ける資金調達に業績が連動する。どちらか一方が良い結果でも、もう一方が失敗すれば評価は割れる。
この会社をどう読むか
Medicus Pharmaは、名前だけ見ると総合製薬会社のようだが、実際に手がけているのは畑違いの二つの候補だけだ。一つは手術を避けて皮膚がんを治すパッチ、もう一つは前立腺がんと急性尿閉に使うホルモン薬。
共通点は、どちらもまだ承認されておらず収益を生んでいないことだ。監査人から事業継続に疑義があると指摘されたまま、二つの治験のどちらかが実を結ぶより先に増資の回数だけが積み上がっていく。
バランスシート (要約)
資産 $10M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$171K
- 流動負債$10M
- 長期借入金$26K
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$23M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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