NINE
Nine Energy Service掘削そのものではなく、井戸を生産段階へつなぐ仕上げ工程に絞り、作業と自社工具をまとめて売ってきた。ただし今の関心は業界内の位置より、再建計画の決着に移っている。
掘り終えた水平井戸を、実際に生産できる状態に整える工程を請け負う。セメンチングやコイルドチュービングの作業料に加え、自社開発の溶解式プラグなどの工具販売も収入になる。
相場が沈むと仕上げ作業の発注が真っ先に絞られ、値引き競争にもなりやすい。積み上がった負債に耐えられず、2026年2月1日にテキサス州南部地区の破産裁判所へ事前調整型の申請を行った。
White Oakを貸し手とする最大$125MのDIP融資で運転資金をつなぎ、2028年ノートの保有者へ新会社株の100%を渡す枠組みが示された。経営の主眼は事業運営から負債の組み替えへ移っている。
シェール開発会社の掘削・仕上げ予算と、原油と天然ガスの価格水準に発注量が連動する。いまはそれ以上に、2028年満期の担保付社債の保有者との合意なしには事業を続けられない。
この会社をどう読むか
Nine Energy Serviceは2026年2月1日、米国とカナダの子会社とともに、負債を組み替えるための事前調整型のチャプター11を申請した。
計画では、White Oak Commercial Financeが最大$125MのDIP融資で当面の資金を出す。発効後は2028年満期の担保付ノートの保有者が新会社の株式をすべて受け取り、いま流通している普通株式は消却される。仕上げ作業と工具という商売の中身は変わらないが、株主にとっての論点はすでに事業の外へ出ている。
バランスシート (要約)
資産 $339M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$150M
- 固定資産$171M
- 流動負債$91M
- 長期借入金$342M
- 短期借入金$6M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $562M
- 売上成長率
- 1.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 0.4%
- 純利益率
- −9.1%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$23M
- 営業CFマージン
- −1.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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