
OCFC
OceanFirst Financial総資産 $14.6B の一地方銀行でありながら、同業との合併と外部投資家ウォーバーグからの出資を同時に進めている局面は、地銀では珍しい。買収で店舗網を継ぎ足して育った歴史があり、今回の合併もその延長線上にある。
ニュージャージー州の沿岸で預金を集め、地域の中小企業や個人、商業用不動産へ貸して利ざやを取る。信託や資産運用の手数料も加わるが、収益の中心はあくまで昔ながらの貸し借りの差にある。
地域の景気が冷えれば焦げ付きが増え、商業用不動産への傾斜が深いぶん傷も深くなる。金利が急に動けば利ざやと保有債券の評価が同時に揺れ、合併が承認されずに止まれば描いた道筋は白紙に戻る。
沿岸の地域に根を張った堅実な貸し出しを続けながら、会社の形そのものを変える合併に踏み切った。当面の仕事は、株主総会と規制当局という二つの関門を通すことに寄っている。
地元の景気と金利の形が利ざやを決め、商業用不動産の値動きが貸出の質を決める。加えて、フラッシング・ファイナンシャルとの合併が株主総会と当局の承認を通るかどうかで、この先の会社の姿そのものが変わる。
この会社をどう読むか
OceanFirst Financial は、ニュージャージー州の沿岸で預金を集めて地元へ貸す、総資産 $14.6B の地方銀行として歩んできた。本店はトムズリバー、支店は41か所の、絵に描いたような地域密着の銀行だ。
ただ、いまのこの銀行を語るなら合併の話は外せない。同じニュージャージーのフラッシング・ファイナンシャルと合併契約を結び、あわせてウォーバーグからの出資も計画している。株主総会と規制当局という関門を越えれば、一地域の銀行はひと回り大きな銀行に変わる。
バランスシート (要約)
資産 $14.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$135M
- 長期借入金$255M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 4.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $87M
- フリーCF
- $80M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $48M
- 配当性向
- 68.0%
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