ONIT
Onity Group貸し出しの規模を競うのではなく、GSEやGinnie Maeの枠組みの中でローンの面倒を見る役回りを引き受けている。変動金利型の逆抵当ローン(HECM)で借り手が追加で引き出す資金を立て替える役目まで担う。
借り手から毎月の返済を集めて貸し手に渡し、税金や保険料の支払いを取り次ぐ。管理する残高に応じた手数料が入るほか、その管理権(MSR)を自ら保有して運用する形でも収益を取る。
金利が下がって借り換えが進むと、管理していたローンが早期に完済されて残高が目減りする。MSRは金利で評価額が動く資産なので、値洗いのたびに担保や資金の手当てを迫られる。
MSRの評価変動に対するヘッジと、借入や満期債務の管理を最優先に置いた慎重な財務運営をとる。2025年は在宅勤務を基本に据えてオフィスを縮め、固定費を削る動きも進めた。
管理するローン残高の大きさが、そのまま収入の器になる。取引先の偏りも効いており、2025年末時点で最大の受託先Rithmが残高の10%、延滞しているローンでは約半分を占めていた。
この会社をどう読むか
Onity Groupという社名だけでは何をしている会社か分かりにくいが、実態は住宅ローンの管理代行業だ。銀行などが組んだローンの返済を毎月集め、税金や保険料を取り次ぎ、滞納があれば督促に当たる仕事を請け負っている。
この管理する権利(MSR)は金利で評価額が揺れる資産で、金利が下がって借り換えが進めば管理残高そのものが減る。しかも預かっている延滞ローンの約半分が最大の受託先Rithm一社に由来しており、取引先の顔ぶれ次第で仕事量が一気に動く受託事業者の商売だ。
バランスシート (要約)
資産 $16.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $628M(4%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$181M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 9.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 17.8%
- ROE
- 30.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$748M
- フリーCF
- −$751M
- 営業CFマージン
- −70.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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