OPXS
Optex Systems Holdings民生用の光学機器とは求められる耐久性が違う、装甲車専用の光学部品というニッチに絞る。2つの工場は製品群も納入先の色合いも異なり、片方の落ち込みをもう片方が補うこともある。
装甲に守られた車内から外を見るための潜望鏡や視察窓、照準を定める装置、暗い中で見るための機器を設計・製造し、米軍や防衛装備メーカーへ納入する。Richardson工場は潜望鏡や照準系、Dallasの子会社Applied Optics Centerはレーザーフィルターや光学部品を担う。新規調達に加え、既納品の補修や交換部品からも収入を得る。
米政府の予算遅延やシャットダウンが起きると発注が止まる。潜望鏡の受注は前年から4割強減った年もあり、大口契約1本の有無で売上が大きく揺れる。特殊なガラスや光学部品の調達が滞れば、納期にも響く。
米政府の複数年契約で先々の発注枠を押さえておくことと、両工場の採算改善が経営の主題。株主還元より、受注残の積み増しに資金を回している。
米軍のIDIQ型(数量未確定の複数年)契約に基づく発注が業績を左右する。Richardson工場は2030年7月まで続く未消化枠を抱えるが、実際にどれだけ発注が入るかは政府予算の執行次第で年ごとに振れる。
この会社をどう読むか
Optex Systems Holdingsが作っているのは、地味だが必需品だ。戦車や装甲車の乗員は、分厚い装甲に守られたまま外を見なければならない。そのための潜望鏡や視察窓、狙いを定める照準器を、テキサス州の2つの工場で作っている。
Richardsonの本体工場は潜望鏡や照準系を担い、米政府と2030年まで続く長期の調達契約を抱える。もう一つ、買収で加えたDallasのApplied Optics Centerはレーザーフィルターなど別系統の光学部品を作る。この二本立てが業績を分散させる一方、米政府の予算執行に発注量が直結する体質は変わらない。ある年には潜望鏡の受注が前年から4割強減るなど、政府の財布の紐の緩急がそのまま業績に表れる。
バランスシート (要約)
資産 $30M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $24M(81%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$19M
- 固定資産$4M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $41M
- 売上成長率
- 21.6%
- 粗利率
- 29.2%
- 営業利益率
- 17.3%
- 純利益率
- 12.5%
- ROE
- 21.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $6M
- 営業CFマージン
- 16.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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