
PCB
PCB Bancorp大手銀行が個別対応しにくい客層に、関係を軸にした営業モデルを複数州で再現している。同業の韓国系銀行がひしめくロサンゼルスから出て、東海岸や南部の同胞コミュニティに先回りする形で店を置いてきた。
商業不動産と中小企業向けの融資が中心で、融資全体の67.5%を商業不動産が占める。言葉と商習慣に通じた接客で韓国系の事業者や家庭を客に取り、その利ざやを収益にしている。
融資の3分の2が商業不動産に集中しているため、その市況が崩れれば焦げ付きが増えやすい。地理と民族の両面で分散が乏しいことを、会社は自らリスク要因として認めている。
保守的な引受基準を守りながら配当を続ける経営で、2025年の自己資本利益率は前年の7.26%から9.93%に戻した。
商業不動産の市況と金利の水準、そして各都市の韓国系コミュニティの景気で収益が動く。韓国系移民の顧客をつなぎ留められるかどうかを、会社自身が主要なリスクに挙げている。
この会社をどう読むか
PCB Bankの本店は、2003年に韓国系事業者のために開いた当時と同じロサンゼルスのコリアタウン、ウィルシャー大通りに置かれている。
動いたのは支店のほうだ。ニューヨーク州ベイサイドからジョージア州スワニーまで、韓国系ビジネスが根づく街を追って15拠点に広げた。地理は分散しても客層は一つのコミュニティに寄ったままで、融資の3分の2が商業不動産という偏りもそのまま残っている。
バランスシート (要約)
資産 $3.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $390M(12%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$207M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3M
- 売上成長率
- 4.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 9.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $27M
- フリーCF
- $24M
- 営業CFマージン
- 917.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $11M
- 配当性向
- 30.6%
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