
PLUR
Pluri一つの病気に狙いを絞る競合と違い、同じ細胞培養の技術を治療、製造受託、農業、食品の四方向に同時に投げている点が際立つ。
独自の3D培養技術で胎盤由来の細胞を大量に増やし、四つの窓口に分けて売る。骨折後の回復を狙う細胞治療の候補、他社の製造を請け負うPluriCDMO、農業向けの提携、子会社Coffeesaiの培養コーヒーだ。
四つの事業に技術を分散させている分、どれも本業と呼べるほどの収益には育っていない。細胞治療の候補が試験でつまずけば価値の大半が消え、培養コーヒーのような新しい応用は市場そのものがまだ存在しない。
2024年に受託製造のPluriCDMOと培養コーヒーのCoffeesaiを立ち上げ、2025年にはカカオを扱うKokomodoの株式約79%を取得した。すでに収益が出ているのは受託製造だけだが、応用先を広げる動きは緩めていない。
開発中の細胞治療の候補が試験で結果を出せるかに加え、まだ収益化前の培養コーヒーや農業向けの提携が、投資に見合う成果を返せるかにかかる。
この会社をどう読むか
Pluri を一言で言い表すのが難しいのは、同じ技術を売る相手が病院なのか、農家なのか、コーヒー好きなのかが定まっていないからだ。
胎盤から取った細胞をイスラエルの工場で大量に増やす土台は一つ。そこから骨折の回復を助ける細胞治療、他社の受託製造、農業向けの生育促進、培養コーヒーやカカオまで枝が伸びている。技術は一つでも、実を結ぶ枝がどれになるかはまだ見えていない。
バランスシート (要約)
資産 $39M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$16M
- 固定資産$17M
- 流動負債$32M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- 309.8%
- 粗利率
- 49.0%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$18M
- フリーCF
- −$20M
- 営業CFマージン
- −1363.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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