PRAA
PRA Group新しく貸す金融機関とは向きが逆で、すでに焦げついた債権だけを扱う。米国と欧州12カ国のほか英国や南米にも回収網を持ち、国ごとに違う消費者保護のルールの中で同じ商売を回している。
銀行やカード会社、自動車金融が手放した延滞債権を入札や継続買い取り契約で仕入れ、買い値を上回って回収できた分が利益になる。回収は自社の電話部門が担い、話し合いに応じない相手にだけ法的手続きを使う。
景気が良くなると売りに出る債権が減り、競争で買い値だけが上がる。逆に不況では回収がモデルの読みに届かない。仕入れの多くを借入でまかなうため、金利が上がれば利ざやが直接削られる。
買い過ぎを防ぐため、すべての買い取りを地域ごとの投資委員会の承認にかけている。米国では電話応対の能力の3分の1ほどを国外に移し、回収1件あたりの費用を下げてきた。
銀行がどれだけの量を売りに出すか、そのとき買い手が何社群がるかで仕入れ値が決まる。過去の回収実績から入札額を弾く自社モデルの精度が、そのまま利益の厚みになる。
この会社をどう読むか
貸してから回収する、という順番でこの会社は動かない。すでに誰かが貸して焦げついた借金を、額面のごく一部の値段で買ってくるところから商売が始まる。
仕入れるのはクレジットカードや自動車ローン、当座貸越や小口の事業融資。買った後は何年もかけて少しずつ回収し、買い値を上回った分だけが利益になる。単純な構造だが、仕入れ値を読み違えれば投じた資金は戻らず、値付けの巧拙がそのまま業績に出る商売だ。
バランスシート (要約)
資産 $5.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $980M(19%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$104M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.2B
- 売上成長率
- 7.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −2.5%
- 純利益率
- −25.4%
- ROE
- −31.1%
- ROIC
- −0.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$86M
- フリーCF
- −$90M
- 営業CFマージン
- −7.1%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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