配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
エタノールの製造会社では珍しく、借金をほとんど持たず厚い現金を抱える堅実な財務が最大の強み。値ざやが崩れる不況の局面でも資金繰りに余裕があり、波を乗り切れる。効率の高い大型の工場と、二酸化炭素を地中に貯留する新しい挑戦を併せ持つ、堅実な財務のエタノール製造の立ち位置にいる。
米国の穀倉地帯で、とうもろこしを原料に発酵させて、ガソリンに混ぜる燃料用のエタノールを作って売るのが事業の柱。製造の過程で出る、家畜の飼料になる副産物や、工業用のとうもろこし油も併せて売る。効率の高い大型の工場を持つ。さらに、エタノールの製造で出る二酸化炭素を地中に貯留する新しい事業にも挑む。エタノールと副産物の販売で稼ぐ構造になっている。
エタノールの価格と、原料のとうもろこしの価格の差は、市況と天候に大きく振られ、値ざやが縮むと採算が一気に細る最大の弱点になる。ガソリンに混ぜる量を定める政策の変更や、電気自動車の普及は、長い目でエタノールの需要を脅かす。二酸化炭素の貯留の事業は、補助や規制の行方が不透明で、立ち上がりに不確実性を抱える。
配当を出さず、無借金の厚い現金を保ち、自社株買いで株主に報いる堅実な財務を重んじる経営。値ざやの波に備えて手元の現金を厚く保ち、効率の高い工場の運営に集中する。二酸化炭素の地中貯留という新しい事業に挑みつつ、財務の堅さで波の大きいエタノール事業を無理なく回す方針が特徴になっている。
エタノールの値ざやと、とうもろこしの価格、政策に依存する。エタノールの販売価格と原料のとうもろこしの価格の差である値ざやが採算を支えるか、ガソリンに混ぜる量を定める政策が需要を保つか、二酸化炭素の地中貯留の事業が補助を受けて立ち上がるか、そして無借金の厚い現金を生かして波を乗り切れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $798M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $611M(77%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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