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Safety Insurance Group全米に展開する大手保険会社とは逆に、マサチューセッツとその周辺2州だけに絞り込み、独立代理店との関係を深く耕すことでシェアを築いてきた。狭い地盤への集中が、そのままシェアの高さに転じている珍しい形である。
マサチューセッツを中心に、自動車保険と住宅保険の引受料を主な収入源とする。1979年から同州で保険を引き受けてきた蓄積があり、州内の個人向け自動車保険で4位、商用車保険で1位のシェアを持つ。約800の独立代理店網を通じて契約を集める。
悪天候が重なる年は保険金支払いが一気に膨らみ、利益を圧迫する。マサチューセッツ1州への集中は、その州特有の規制変更や災害の影響をそのまま丸ごと受ける弱さでもある。自動車の修理費や医療費の上昇も採算を細らせる方向に働く。
地盤を広げるより、州内のシェアと代理店との関係を守ることに手をかける堅実な構え。引受の料率調整と保有資産の運用を淡々と回し、そこから生まれた利益を配当として株主に戻し続けている。
マサチューセッツの自動車保険料率がどう設定されるか、そして大雪や暴風雨による保険金支払いがどれだけかさむかで、その年の採算が決まる。全米規模の保険会社が同じ州に価格で攻め込んでくれば、シェアを守れるかどうかも問われる。
この会社をどう読むか
全米展開を目指す保険会社が多いなかで、Safety Insurance Groupは動かない。マサチューセッツと、周辺のニューハンプシャー、メインの3州にとどまり続けている。
1979年からマサチューセッツで保険を引き受けてきた実績があり、州内の個人向け自動車保険で4位、商用車保険では1位のシェアを握る。約800の独立代理店を通じて契約を集める体制は、狭い地盤を深く耕すことで築かれたものだ。裏を返せば、この会社の業績はマサチューセッツという1州の景気と天候にほぼ丸ごと連動する。全米に分散する大手保険会社とは、リスクの取り方そのものが違う。
バランスシート (要約)
資産 $2.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $892M(36%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$74M
- 長期借入金$50M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- 12.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 7.9%
- ROE
- 11.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $194M
- フリーCF
- $192M
- 営業CFマージン
- 15.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $54M
- 配当性向
- 54.3%
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