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Solid Biosciences骨格筋・横隔膜・心筋へ届きやすいようウイルスの殻そのものを改造し、POLARIS-101と名付けている。症状を和らげるのではなく、欠けたたんぱく質を体内で作らせる原因治療を狙う設計が一貫している。
承認された薬はまだなく、価値は開発候補の前進そのものから生まれる。主力のSGT-003は、改良したウイルスの殻を運び手に、ジストロフィンの代わりとなる小型たんぱく質の設計図を筋肉へ届ける。
ウイルスの殻を使う治療には、体が運び手を異物として拒む反応がつきまとう。同じデュシェンヌ領域にはFDA承認済みのELEVIDYSが先行しており、試験が振るわなければ企業価値の大半が一度に消える。
資金をSGT-003に集中させつつ、同じ運び手の技術をフリードライヒ運動失調症や遺伝性の心疾患へ広げる開発を並行させる。収入がないため、研究費の大半は増資で賄っている。
SGT-003が臨床試験で効果と安全性を示し、米当局の承認まで辿り着けるかにかかっている。売上がない以上、そこまでの研究費を調達できる市場環境そのものも前提になる。
この会社をどう読むか
Solid Biosciencesの成り立ちには、社名より雄弁な事実がある。デュシェンヌ型筋ジストロフィーに直接向き合ってきた当事者たちが、この病に挑むために立ち上げた会社だという点だ。
主力候補のSGT-003は、ミズーリ大学とワシントン大学で30年かけて磨かれた研究をもとに、POLARIS-101と名付けた改良ウイルスの殻を運び手に使う。同じ病にはFDA承認済みの遺伝子治療が先行しており、後から来た側として試験結果でどう差をつけるかに行方がかかっている。
バランスシート (要約)
資産 $233M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $180M(77%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$60M
- 他の流動資産$146M
- 固定資産$27M
- 流動負債$33M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$156M
- フリーCF
- −$157M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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