SSII
SS Innovations International実績のある大手が先行する市場で、価格を抑えて新興国の病院を主戦場に据えた点が違う。製造拠点をインドに置くことが、その価格を成り立たせている。
医師が操作台から遠隔でロボットの腕を動かす手術支援システムSSi Mantraと、専用の手術器具SSi Mudraを病院に売る。本体の販売に加え、手術のたびに使う器具や保守契約から継続して収入を得る仕組みを組んでいる。
手術支援ロボットの世界市場はすでに実績十分な大手が握っており、新規参入のSS Innovationsが信頼を得るには時間がかかる。直近の決算書には継続企業の前提に疑義がある旨が記されており、増資に頼る資金繰りは株式の希薄化を招きやすい。
資金は増資や借入でつなぎながら、新興国での導入拡大と各国の承認取得に重点的に振り向けている。
製造をインド国内に集約することで抑えている生産コスト、各国の医療当局からの承認、そして病院が実際に導入する件数、この3つの成否にかかっている。
この会社をどう読むか
社名は最先端の医療技術をうたうが、SS Innovationsの勝負どころは「どこで作るか」にある。工場はインドにあり、部品も人件費も安く済む。
その分だけ手術支援ロボットの価格を下げられ、導入コストで手が届かなかった新興国の病院を狙える。ただし売上で運転資金を賄える段階にはまだ届かず、増資への依存が株主にとって最も重い論点として残る。
バランスシート (要約)
資産 $74M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $38M(51%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$46M
- 固定資産$25M
- 流動負債$26M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $42M
- 売上成長率
- 105.7%
- 粗利率
- 46.0%
- 営業利益率
- −19.3%
- 純利益率
- −28.5%
- ROE
- −31.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$22M
- 営業CFマージン
- −43.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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