配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
鍵と錠だけの会社ではない。2009年の買収で電動スライドドアやテールゲートを得て、ステアリングホイールのスイッチやシフターまで、開け閉めと操作にまつわる部品を横断して手がける。ドアハンドルは合弁会社を通じて供給する。
直接のOEM向け販売が売上の9割を占め、その大半はGM・フォード・ステランティスの3社向け。1995年に単独の会社として独立する前から100年超、自動車の鍵と錠を作り続けてきた歴史を持つ。
特定の車種向けに専用設計した部品ゆえ、その車種が生産中止や販売不振になれば、代わりの売り先を探すのが難しい。鍵の主流が機械式から電子式のパッシブエントリーやデジタルキーへ移る過渡期でもあり、切り替えに乗り遅れれば専用設計の蓄積が一気に陳腐化する。
少数の大口顧客に深く入り込む前提で、車種ごとの専用設計案件をどれだけ取り込めるかに力点を置く。ミルウォーキーの本社が米国とメキシコの拠点を束ね、機械式から電子式への移行に合わせて開発体制を組み替えている。株主への配当はない。
納めている部品はいずれも特定の車種専用の設計で、他の車には転用がきかない。だからこそ、GMやフォード、ステランティスが計画通りその車種を作り続け、売り続けられるかに、業績が直結する。
資産 $391M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $222M(57%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…