
SUNB
Sunbelt Rentals Holdings
機械を作って売るメーカーではなく、自前で膨大な台数を抱え地域の拠点網から素早く届ける側にいる。英国発でありながら収入の9割を北米で稼ぐ構成も、他の北米同業とは出自が違う。
北米と英国に1,611店のレンタル拠点を持ち、高所作業車や掘削機、発電機、工具、仮設設備を建設や産業、催事の現場へ貸し出す。収入の内訳は北米の一般工具部門が約6割、非建設分野を多く含む専門部門が約3割、英国事業が約1割。買うより借りるほうが現場にとって安く済む、という理屈がそのまま需要になる。
景気が冷えて工事や生産が減れば、稼働率と貸出料が同時に細る。機械をそろえるには巨額の投資が要り、借入が重いため金利上昇は利払いと購入費の両方を押し上げる。機械は経年で価値が下がり、更新の費用は途切れない。
稼働率と貸出料の維持を最優先に据えつつ、米国上場企業としての体制づくりに人と時間を割いている段階にある。
持っている機械をどれだけ遊ばせずに回せるか、貸出料をどこまで保てるか。この2つに、北米と英国の工事量という外側の条件が掛かる。
この会社をどう読むか
2026年2月27日、英国の裁判所が認可した組み替えが完了し、Ashtead Groupの株主はそのままSunbelt Rentalsの株主になった。上場の本籍はニューヨークへ移り、ロンドンには副次的な上場だけが残った。
看板が変わっても、北米と英国の1,611店から建設や産業の現場へ機械を貸し出す事業そのものは動いていない。景気と金利に素直に反応する体質はそのままで、独立した米国上場企業としての実績だけが、これから積み上がっていく段階にある。
バランスシート (要約)
資産 $22.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7.4B(33%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$29M
- 他の流動資産$2.2B
- 固定資産$20B
- 流動負債$2.5B
- 長期借入金$7B
- 短期借入金$550M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $11.2B
- 売上成長率
- 3.4%
- 粗利率
- 38.5%
- 営業利益率
- 19.6%
- 純利益率
- 11.9%
- ROE
- 17.9%
- ROIC
- 11.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3.8B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 33.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $464M
- 配当性向
- 35.0%
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