TISI
Team設備を止めずに検査・補修できる専門技術を軸に、点検で見つけた不具合をその場で直す機械補修まで一体で請け負える体制を敷いている。
点検・熱処理(IHT)と機械補修(MS)の2部門で、稼働中のまま漏れを塞いだり配管を診断したりする役務を請け負う。仕事の入り方は三通りあり、定期修理に合わせた計画受注、突発の呼び出し対応、技術者を工場に常駐させる契約が並ぶ。
定期修理が先送りされたり保守予算が絞られたりすると、稼働率が素直に落ちる。借入と優先株の負担を同時に抱えているぶん、受注の谷は財務にそのまま響きやすい。
2025年に調達した資金の使い道は事業拡大ではなく既存借入の返済で、まず財務の重さを削る段階にある。無配のまま、点検と補修の二部門を回すことに絞っている。
受注量は製油所や化学プラントが定期修理と保守にどれだけ予算を割くかで決まる。現場を回せるのは資格と経験のある技術者だけなので、人を確保できる数がそのまま引き受けられる仕事の上限になる。
この会社をどう読むか
Teamの客は、製油所や発電所やパイプラインといった「止めると損が出る設備」を抱えた会社だ。稼働させたまま配管を診断し、見つけた不具合をその場で直す。この止めずに済ませる技術が、値段ではなく呼ばれる理由になっている。
ただし2025年に目立ったのは現場より財務のほうだった。3月に$225Mの第一順位ローンを含む借り換えを実施。9月にはStellex Capital Managementから優先株で$75Mを入れ、借入の一部を返している。稼働の忙しさより、借金の重さをどう軽くするかが先に立つ局面にある。
バランスシート (要約)
資産 $485M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$248M
- 固定資産$219M
- 流動負債$120M
- 長期借入金$289M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $896M
- 売上成長率
- 5.2%
- 粗利率
- 25.8%
- 営業利益率
- 1.6%
- 純利益率
- −5.5%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$11M
- フリーCF
- −$21M
- 営業CFマージン
- −1.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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