TRON
Tron Inc.玩具会社が暗号資産の金庫へと看板を替えた珍しい経歴を持ち、株価は玩具の実需よりも暗号資産市場の値動きに連動しやすい。同種の看板替え企業が増える中でも保有量の大きさで際立つ。
もともとディズニーやユニバーサルなど大手テーマパーク向けの玩具・土産物を企画製造してきたが、いまの主軸は保有するTRXというデジタル資産を運用して増やすことに移っている。玩具事業からの収入に加え、TRXを預けて得られる運用収益が業績を左右する構造になった。
TRXの価格が大きく下落すると、保有資産の評価額が縮み財務が一気に痛む。預けた資産を運用する仕組みに不具合や規制上の問題が起きると、収益源そのものが揺らぐ。
大株主の意向が強く反映される支配的な株主構成で、暗号資産を売らずに増やし続ける方針を掲げる。玩具事業は継続しつつも、経営の重心は資産運用側に置かれている。
TRXという暗号資産の価格と、その運用先であるブロックチェーン上の仕組みが機能し続けるかに強く依存する。大株主が保有株の大半を握っており、その意向が会社の方向性を決めやすい。
この会社をどう読むか
Tronは、パーク土産の玩具を作ってきた会社という前歴からは想像しにくいが、いまはTRXという暗号資産を大量に抱える金庫のような会社になっている。
社名も元は玩具会社を示すものだったが、暗号資産の名を冠する社名に変わり、株主構成も大株主が過半を大きく超えて握る形に変わった。玩具の売上よりも保有する暗号資産の価格変動が株価を動かす主因になっており、伝統的な業績株としてではなく、暗号資産の値動きを映す器として読むほうが実態に近い。
バランスシート (要約)
資産 $211M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $210M(99%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約7年分
- 現金・現金同等物$10M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$199M
- 流動負債$653K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5M
- 売上成長率
- 10.0%
- 粗利率
- 25.3%
- 営業利益率
- −53.1%
- 純利益率
- −354.6%
- ROE
- −8.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −30.4%
- 現金ランウェイ
- 約7年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
TRON の掲示板
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