
地域密着の堅実な銀行業と、多くの買収を着実に統合して規模を広げてきた実績が強み。無理な融資を避ける保守的な経営で、長年にわたり配当を増やし続けてきた数少ない地方銀行の一つだ。ワシントン首都圏など成長地域へも地盤を広げ、貸し倒れを抑えた手堅い経営で安定して稼げる立ち位置にいる。
預金を集めて企業や個人に融資し、その利ざや(貸出金利と預金金利の差)が収益の柱。ウェストバージニア州を地盤に、ワシントン首都圏や南東部へ広げ、中小企業向けの融資や住宅ローン、個人向けの銀行業を手がける。これに、決済や資産運用などの手数料収入が加わる。地域に根ざした融資と、買収で広げた地域網から利ざやで稼ぐ構造になっている。
景気後退で融資先の経営が悪化すると、貸し倒れが増えて損失が膨らむ。金利の急変は利ざやを圧迫し、預金の流出を招くこともある。地方銀行への信用不安が広がると預金が流出しやすく、商業用不動産向け融資の焦げ付きや、買収した銀行の統合の難しさも、収益の重しになりうる。
配当を長年増やしつつ、買収による地域網の拡大と、堅実な融資、預金基盤の維持に力を入れる保守的な経営。無理な融資を避けて貸し倒れを抑えながら、買収を着実に統合して規模を広げ、金利変動に備えて利ざやを安定して稼ぎ、長年の増配を続ける方針が特徴になっている。
地盤とする地域の景気と、金利の水準、融資先の健全さ、買収に依存する。地域経済が安定して融資が伸びるか、利ざやを確保できるか、貸し倒れを低く抑えられるか、そして買収した銀行をうまく統合できるかが、業績を左右する大きな前提になる。堅実な経営と買収の統合が収益を支える。
バランスシート (要約)
資産 $33.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.5B(16%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$2.5B
- 長期借入金$532M
- 短期借入金$199M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 8.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $499M
- フリーCF
- $481M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $209M
- 配当性向
- 45.0%
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