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NCR VoyixATM、デジタル銀行、そしてハードの製造と、稼げる事業を次々に外へ出し、店舗の会計ソフトだけを手元に残した。装置を自社で作り続ける同業のPOS会社とは、進む向きが逆になっている。
小売りと外食の店舗に会計ソフトを月ぎめで使ってもらい、保守や決済の取扱いもあわせて引き受ける。レジや自動精算機は2024年から台湾のエンノコンが設計・製造し、自社は売り手の窓口に立って販売手数料を受け取る側へ移りつつある。
小売りや外食が投資を絞ると、ソフトの契約更新も決済の取扱いも同時に鈍る。ハードの製造を外へ出した分、供給の遅れや品質の問題が起きても自社だけでは立て直しにくい。
還元よりも事業の絞り込みが先に立ち、2023年のATM分社、2024年の$2.45Bでのデジタル銀行事業売却と、大きな売却を続けてきた。残した会計ソフトを月額課金の形に組み替えることへ資金と人を集めている。
店舗がソフトの契約を更新し続けるかどうかに収入がかかっている。エンノコンへの製造移管が滞れば、ハードの供給も販売手数料も一緒に止まる。
この会社をどう読むか
NCR Voyix と聞いてレジや自動精算機の作り手を思い浮かべると、いまの姿を見誤る。
2023年にATM事業を分社し、2024年にはデジタル銀行事業を$2.45Bで売り、同じ年にレジと自動精算機の製造まで台湾のエンノコンへ委ねる契約を結んだ。今後は自社が売り手として顧客の窓口に立ち、製造はエンノコンが担い、その販売手数料が入る形になる。手元に残るのは店舗の会計ソフトと決済の仕組みで、月々の利用料を積み上げる方向へ重心が移っている。
バランスシート (要約)
資産 $3.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $948M(24%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$231M
- 他の流動資産$872M
- 固定資産$2.8B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$1.1B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.7B
- 売上成長率
- −4.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 1.0%
- 純利益率
- 2.3%
- ROE
- 6.5%
- ROIC
- 1.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$210M
- フリーCF
- −$375M
- 営業CFマージン
- −7.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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