WASH
Washington Trust Bancorp銀行本体が生まれたのは1800年で、米国で最も古い部類のコミュニティバンクにあたる。融資一本の地方銀行と違い、富裕層向けの資産運用と信託を厚く重ねて稼ぎ方を分けている。
ロードアイランド州とその周辺で預金を集め、企業や個人、商業不動産に貸し出して利ざやを得る。総資産$6.6Bに対し貸出金は$5.1Bと約8割を占め、その半分強が商業向けだ。富裕層向けの資産運用と信託でも手数料を稼ぐ。
貸出金の半分強が商業向けで、なかでも商業不動産の市況が傾くと焦げ付きが増えやすい。金利が急に動けば利ざやが揺れ、相場が崩れれば預かり資産に応じた運用の手数料も縮む。
急な規模拡大より、貸し出しの規律と地盤の掘り下げを選ぶ。二百年かけて築いた地域の信頼を損なわないことを優先しつつ、株主への還元も続けている。
貸し出しと運用の両方の稼ぎが、地域経済の体温と金利の水準にぶら下がっている。融資と資産運用で収益源を分けてはいるが、どちらもロードアイランド州という狭い地盤の景気の上に乗っている。
この会社をどう読むか
Washington Trust の名前についた「Trust」は、伊達ではない。母体の銀行が生まれたのは1800年、米国で最も古い部類のコミュニティバンクとして、ロードアイランド州の地域社会と二百年以上を過ごしてきた。
いまの姿は、その地盤で預金を集めて貸し出す伝統的な銀行業務に、富裕層向けの資産運用と信託を重ねた二つの事業だ。総資産$6.6Bのうち貸出金が約8割を占め、その半分強が商業向けであるため、地域の商業不動産が傾いたときの痛みがいちばん大きい。
バランスシート (要約)
資産 $6.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $544M(8%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$104M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $229M
- 売上成長率
- 127.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 22.8%
- ROE
- 9.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $80M
- フリーCF
- $78M
- 営業CFマージン
- 35.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $43M
- 配当性向
- 82.9%
WASH の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…