ACCS
ACCESS Newswire記者名簿を逆から作ったのが特色で、年間に出る膨大な記事を業界・媒体・記者で仕分けし、いま実際に書いている人だけを載せた。売り込み文の下書きにはAIMeeという自社のAI補助が付く。
従業員2〜2000人の企業を相手に、プレスリリースの配信、記者名簿と売り込み、報道の監視、投資家向けサイトと決算説明の中継をまとめて売る。2025年から定額のACCESS PR・ACCESS IR・ALL ACCESSに整理し、年末時点で974件の契約から約$12.2Mの年間経常収入を得ている。試したい顧客は1本ずつ買うこともできる。
規制対応の事業を売った今、残るのは競争の激しい配信一本になった。粗利率77%と身軽な一方で、営業損失は続いている。2022年に買い取ったNewswireの商標は、社名変更で使う年数が15年から5年に縮み、2024年に$14.15Mの減損として現れた。
本社は丸ごと又貸しに出し、2025年末には全社員が在宅勤務になった。手元資金は$1Mの自社株買いに振り向け、株主への現金配当は行っていない。
収入は定額契約と、都度の配信料に分かれる。前者を積み上げられるかが安定の鍵で、2025年は本業のプレスリリース配信が契約増で伸びた一方、上位プランと決算説明会の中継が落ち込んだ。全社の売上は$22.6Mで前年比2%減だった。
この会社をどう読むか
ACCESS Newswireは2025年の1年で、事業の半分と社名の両方を入れ替えた。株式代行や開示書類の作成といった規制対応の事業をEquinitiへ売り、残ったプレスリリース配信の側の名前を、そのまま会社の名前に据えた。
残した側は、従業員2000人以下の企業に配信と広報の道具を定額で貸す商売だ。年末で974件、年$12.2M分の契約が積み上がっている。ただし名前を替えた代償もあり、2022年に買い取った旧ブランドの商標は使う年数が縮んで、$14.15Mの減損となって決算に出た。
バランスシート (要約)
資産 $42M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $30M(72%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$34M
- 流動負債$10M
- 長期借入金$2M
- 短期借入金$870K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $23M
- 売上成長率
- −1.9%
- 粗利率
- 76.5%
- 営業利益率
- −8.3%
- 純利益率
- 19.0%
- ROE
- 14.1%
- ROIC
- −4.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $558K
- フリーCF
- $538K
- 営業CFマージン
- 2.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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