まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
体への負担の小さい独自の脂肪吸引の手法という知的財産と、全米にチェーン化したクリニックの網の規模が最大の特徴。多くの脂肪吸引のクリニックが個人の開業や地域のチェーンである中、全国のブランドとしての知名度と、交流サイトや影響力のある発信者を使った宣伝で集客する規模の利点を持つ。個人の開業の競合とは異なる、独自の手法と全国のブランドを持つ美容の医療の小型のチェーンの立ち位置にいる。
体形を整える脂肪吸引の施術を、全米のクリニックで提供するのが事業の柱。レーザーと空気の圧力を組み合わせた、体への負担の小さい独自の手法を使い、脂肪を吸引したり移植する。米国やカナダ、英国の各都市に数十の拠点を構える。一回あたり数千から数万ドルの自費の施術で、保険は効かない。回復が早く負担が小さい点を売りに、中所得の上の層から富裕層を狙う。これらの施術の料金で稼ぐ構造になっている。
景気の後退で、自費の医療への財布が締まる弱点を抱える。とりわけ若い世代の使えるお金が削られる局面で響く。痩せる効果のある新しい薬の普及で、「薬で痩せる」という選択肢が広がれば、脂肪吸引の需要が縮む恐れもある。切らない体形の施術への客の流出もある。交流サイトを使った宣伝の費用の上昇や、クリニックの立ち上げの遅れも逆風になる。
配当を出さず、新しいクリニックの開設と、既存のクリニックの稼働率の向上を両輪で進める経営。現在の経営者が率いる。配当より、事業の拡張と宣伝への投資を優先する。自費の医療の市場で、高い価格帯を保ちつつ、クリニックを束ねて広げる、美容の医療の集約型の会社の運営になっている。
自費の医療の消費と、市場の成長、競合に依存する。米国や海外の自費の医療への消費が、景気や消費者の信用に支えられて活発か、体形を整える施術の市場が伸びるか、交流サイトや影響力のある発信者を通じた宣伝が効率よく集客するか、そして従来の脂肪吸引や、切らない体形の施術との差別化を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $187M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $88M(47%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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