AMRZ
Amrize基礎のセメントから屋根の防水シートまで、一棟の建物を下から上まで自社の材料で通せる品揃えを持つ。Duro-LastやMalarkeyといった屋根のブランドを抱えるため、新築が止まっても改修と葺き替えの仕事が残る。
稼ぎ口は二つに分かれる。Building Materialsがセメント、骨材、生コン、アスファルトを、Building Envelopeが屋根や壁の防水シートと断熱材を扱う。19,000人超が1,000を超える拠点から、23,000社を超える顧客に届ける。
金利が上がって着工が止まれば、出荷量は素直に減る。セメントの製造は燃料と電力を大量に使うので、そのコスト上昇を値段に乗せ切れないと利幅が薄くなる。単独の会社としての決算がまだ数期分しかないことも、評価を難しくしている。
分離した2025年後半のうちに本社経費を絞り、外部借入も減らして身軽な形を作った。整えた財務を、成長投資と企業買収、株主還元のどれにどう配るかを、これから示していく段階にある。
北米のインフラ、商業施設、住宅という三つの工事量に乗っている。セメントも生コンも重くて遠くへは運べないため、拠点から届く範囲にどれだけ現場があるかが、そのまま売上の上限になる。
この会社をどう読むか
Amrizeは2025年6月23日、スイスのHolcimが北米事業の株式を全量その株主に配って切り離した日に生まれた会社だ。
中身はセメントや生コンのBuilding Materialsと、屋根・壁材のBuilding Envelopeの二つの事業だ。19,000人超が1,000を超える拠点から、重くて遠くへ運べない材料を地域ごとに届ける。分離後の半年で本社経費を絞り借入も減らし、独立した会社としての採算をこれから示す段階にある。
バランスシート (要約)
資産 $24.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13.3B(55%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$1.9B
- 他の流動資産$2.8B
- 固定資産$19.6B
- 流動負債$2.9B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $11.8B
- 売上成長率
- 0.9%
- 粗利率
- 25.7%
- 営業利益率
- 16.1%
- 純利益率
- 10.0%
- ROE
- 8.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2.2B
- フリーCF
- $1.4B
- 営業CFマージン
- 18.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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