AMTM
AmentumEG&Gなど20世紀初頭に生まれた会社の系譜を引き継ぎ、核関連施設や機密の現場に人を入れられる資格と実績を持つ。$47.1Bの受注残は、数年先の仕事があらかじめ手元にあることを意味する。
エネルギー省の核関連施設、NASAの宇宙計画、情報機関の分析業務、英国や豪州の国防当局まで、政府の現場を数年単位の契約で受け持つ。約50,000人を70カ国以上に置き、人と技術を貸す形で対価を得る。
予算の成立が遅れたり政府機関が止まったりすると、契約の執行がそのまま止まる。人を貸す商売は利幅が薄く、賃金の上昇を契約価格に反映できないと採算が崩れる。合併で背負った多額の借入も、返し終わるまで身動きを狭める。
合併から日が浅く、二つの組織を一つにまとめながら大型契約を取りにいく二正面を続けている。設備を抱えない身軽な形を保ち、当面は借入の圧縮を優先すると明言している。組織はDigital SolutionsとGlobal Engineering Solutionsの2部門だ。
予算が付いて契約が執行されて初めて売上になるので、政府の歳出の動きから逃げられない。2025年10月3日時点の受注残は$47.1Bあり、当面の売上はこの積み上がりの取り崩しで見える。
この会社をどう読むか
Amentumの顧客はほぼ米国政府で、エネルギー省の核関連施設からNASAの宇宙計画、情報機関の分析まで、政府が自前で抱えきれない現場を代わりに回す。
社名は2024年9月にできたばかりだが、中身はAECOMの官公庁向け事業とJacobsの政府部門、そしてEG&Gまで遡る系譜の集合体だ。従業員は70カ国以上に約50,000人、受注残は$47.1B。数年先の仕事は見えているが、それが動くかは米国の予算次第という一点に縛られる。
バランスシート (要約)
資産 $11.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.5B(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$437M
- 他の流動資産$2.7B
- 固定資産$8.3B
- 流動負債$2.4B
- 長期借入金$3.9B
- 短期借入金$42M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $14.4B
- 売上成長率
- 71.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.3%
- 純利益率
- 0.5%
- ROE
- 1.5%
- ROIC
- 4.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $543M
- フリーCF
- $516M
- 営業CFマージン
- 3.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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