
ARTW
Art's-Way Manufacturing総合の農機大手が扱わない、てん菜収穫機や飼料粉砕機のような細い品目に絞り込み、余った製造能力を動物舎や研究用建屋の受託製造に回す組み合わせを持つ。
家畜の飼料を砕く機械やてん菜の収穫機を、自社ブランドで農家に売る。もう一方は子会社Art's-Way Scientificで、動物飼育舎や研究施設向けの組み立て建屋を作って売る。2025会計年度は農業機械が売上の55%、建屋事業が残りを埋めた。かつて三本目にあった工具事業は、2023年から段階的にたたんで手放した。
作物相場が落ち込むと農家は機械への支出を渋る。鉄などの原材料費が上がれば利益を削られ、大手メーカーがひしめく農機市場で小さな規模のまま価格競争にさらされる。建屋事業も受注が単発の入札に頼るぶん、四半期ごとの数字が読みにくい。
稼いだ金は農機の製造ラインの維持と建屋事業の設備に回し、株主への配当には手をつけていない。2023年に始めた工具事業の整理も、限られた人と資金を残る二事業へ寄せる判断だった。
アイオワなど中西部の農家が機械を買い替えるタイミングと、てん菜や畜産の相場が握る。建屋事業は動物実験施設や研究機関の予算の周期に沿って動くため、農業と施設投資という異なる二つの景気を同時に見ておく必要がある。
この会社をどう読むか
Art's-Way Manufacturingは、てん菜の収穫機や飼料粉砕機を売る昔ながらの農機メーカーに見える。ところが稼ぎの4割強は農地から離れた場所、子会社Art's-Way Scientificが作る動物実験施設や研究機関向けの組み立て式建屋から来ている。
2023年に始めた工具事業の整理は2025年に完了し、いまは農業機械と建屋という二事業に絞られている。てん菜収穫機のような細い品目に特化する分、規模で大手に張り合うのではなく、大手が手薄な隙間で稼ぎを積み上げる会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $22M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13M(59%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$5K
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$8M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$2M
- 短期借入金$165K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $23M
- 売上成長率
- −6.2%
- 粗利率
- 27.3%
- 営業利益率
- 1.3%
- 純利益率
- 4.5%
- ROE
- 7.8%
- ROIC
- 1.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$904K
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −3.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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