
配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
体内での薬の動きを模擬実験するソフトで、事実上の業界の標準という地位が最大の強み。主力のソフトは規制の当局も内部で使い、当局が模擬実験を奨励する流れの追い風を受ける。製薬の業界と数十年の関係を持つ。汎用のソフトとは異なる、新薬の開発の模擬実験に特化した専業最大手の立ち位置にいる。
新薬の開発で、薬が体の中でどう動き効くかを、生物や統計のモデルを使ってコンピューターで模擬実験するソフトと、それに伴う助言を提供するのが事業の柱。実際の試験を行う前に、模擬実験で見通しを立てることで、開発の費用と時間を抑える手助けをする。製薬会社やバイオ、規制の当局が顧客になる。主力のソフトは当局も内部で使う業界の標準になっている。定額のソフトと助言で稼ぐ構造になっている。
製薬の研究開発の予算が削られれば、ソフトと助言の需要が細る弱点を抱える。バイオの会社の資金繰りが厳しくなれば、中小の顧客がソフトを解約する。同じ模擬実験や設計のソフトを手がける競合の攻勢もある。模擬実験の精度や信頼が揺らげば、当局や製薬の採用が鈍る。助言の事業は人手に頼り、利益率が伸びにくい面もある。
配当を出さず、現金をソフトの定額化と、助言の事業の拡張に充てる経営。模擬実験を奨励する当局の流れを追い風に、製薬の業界との関係を生かす。投資会社の系列の経営の知見を活用しつつ、業界の標準のソフトという強みを生かして、新薬の開発の効率化という長期の流れを取り込む方針が特徴になっている。
製薬の開発費と、模擬実験の採用、バイオの資金に依存する。製薬の業界が研究開発に資金を投じてソフトの需要が続くか、当局が模擬実験を活用した開発を奨励する流れが続くか、バイオの会社の資金繰りが中小の顧客の支出を支えるか、そしてソフトを定額の継続収入へ移せるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(68%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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