HRMは過去のレース結果に賭ける建て付けなので、フルカジノを禁じる州でもスロットに近い機械を置ける。この抜け道でケンタッキーやバージニアに施設網を広げ、年1回のダービーという代えの効かない看板行事も併せ持つ。
年1回のダービーが生む入場料や放映権に、競馬場へ併設した賭博機HRMの売上が重なる。ここにオンライン競馬投票のTwinSpiresと、直営カジノの収入が加わる。
新設カジノは開業のたびに投資と借入がかさみ、2025年にはChasersのポーカー室のゲーミング権で$45.1Mの減損を計上した。賭博機の設置を認める州法が揺り戻せば、抜け道そのものが塞がる。
拡張の速さが経営の性格で、自前の新設だけでなく2025年8月のCasino Salem買収のように出来合いの施設も買う。増配は続けているが、現金の優先順位は開業と改修のほうが上にある。
2024年11月のThe Rose、2025年のOwensboroとRoseshireと続いた新設HRM施設が、どこまで稼働を上げるかで伸び代が決まる。ダービー週の入場料と賭け金の集まり方も土台であり続ける。
この会社をどう読むか
フルカジノを禁じる州でも、過去のレース結果に賭ける建て付けなら機械を置ける。Churchill Downsはこの一点を足がかりに、競馬場の会社から賭博機の運営会社へ重心を移してきた。
ダービーは天候と当日の人出で毎年振れるが、HRMは開けた施設の数だけ売上が増える。同じ増収でも、片方は一日の運、片方は設備投資の回収という別の話なので、まとめて眺めると読み違える。
バランスシート (要約)
資産 $7.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1B(13%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$201M
- 他の流動資産$243M
- 固定資産$7B
- 流動負債$733M
- 長期借入金$5.1B
- 短期借入金$63M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.9B
- 売上成長率
- 7.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 23.4%
- 純利益率
- 13.1%
- ROE
- 37.9%
- ROIC
- 8.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $31M
- 配当性向
- 8.0%
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