
CLH
Clean Harbors焼却炉など、新規の許可取得が極めて難しい処理施設を多数保有する点が最大の強み。法律で適正処理が義務づけられた有害廃棄物を扱えるのは限られた事業者だけで、参入障壁が高い。北米最大級の収集・処理網と、緊急の汚染対応力で、代えのきかない立ち位置にいる。
工場や事業所、油田などが出す有害廃棄物や使用済みの化学品を収集し、焼却炉や処理施設で安全に処理するサービスの料金が収益の柱。これに、使用済み潤滑油を再生して売る事業が加わる。法律で適正処理が義務づけられた廃棄物を、許可を持つ施設で処理することで稼ぐ構造になっている。
景気後退で工場や油田の操業が落ちると、廃棄物の量が減って処理の需要が鈍る。使用済み油の再生事業は油の市況に左右される。処理施設の事故や規制対応のコスト増、人件費の上昇も、収益の重しになりうる。ただし規制に支えられた基礎需要は底堅い。
配当より、処理施設の能力増強と、買収による収集・処理網の拡大に資金を振り向ける経営。許可の難しい施設という参入障壁を生かし、法規制に支えられた基礎需要を取り込みながら、緊急対応や使用済み油の再生も含めて稼ぐ力を高める方針が特徴。
産業活動の活発さと、廃棄物処理の需要に依存する。工場や油田の操業がどれだけ活発か、許可の難しい処理施設(焼却炉)の稼働を保てるか、法規制で処理需要が支えられるか、そして緊急の汚染対応の案件を取り込めるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(36%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$826M
- 他の流動資産$1.8B
- 固定資産$5B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$2.8B
- 短期借入金$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6B
- 売上成長率
- 2.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 11.2%
- 純利益率
- 6.5%
- ROE
- 14.2%
- ROIC
- 9.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $867M
- フリーCF
- $442M
- 営業CFマージン
- 14.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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