まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
脳の関門を越えて大きな分子を届けるという、神経の創薬で最大の難所に対する独自の運搬技術が最大の強み。一つの技術を多くの薬に載せ替えられる基盤の性質を持ち、成功すれば候補群の価値が連鎖して上がる。大手との提携実績も技術の傍証になる、基盤型バイオの立ち位置にいる。
まだ製品の売上は小さく、開発中の薬の価値が株価の裏付けになっている。核となるのは、血液から脳へ薬を通さない関門を、栄養の輸送口を借りて通り抜ける運搬技術になる。先頭の候補は希少な遺伝病の酵素補充で、承認申請の段階まで進んだ。神経変性の大型疾患にも同じ技術を広げ、承認と提携で開発費を回収する構造を目指している。
神経の病気は臨床試験の失敗率が際立って高く、主要候補のつまずきは技術全体への疑念に波及する。希少病の先頭候補が承認されても、市場の小ささゆえ収益は限られる。大型疾患への展開は何年も先で、その間の費用は重い。希薄化を伴う調達の繰り返しは避けにくい。
配当はなく、資金を運搬技術の候補群の臨床試験に並行投入する開発専業の経営。先頭の希少病で承認の実績を作り、技術の信用を大型疾患の開発へつなぐ。提携と厚い手元資金で長期戦を走る方針が特徴になっている。
先頭候補の承認と、運搬技術の実証、資金の持ちに依存する。希少病の酵素補充が承認と販売に到達するか、脳内への到達という技術の証明が大型疾患の候補にも波及するか、大手との提携が資金と検証を運ぶか、そして厚い手元資金が複数の試験を支え切るかが、企業価値を左右する大きな前提になる。
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1B(89%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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