
配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
ニューヨーク州の北部という特定の地域に密着し、九十年を超える合併の歴史を持つ点と、銀行に加え資産運用や保険、福利厚生の仲介という手数料の事業を併せ持つ点が最大の強み。手数料の事業が、金利だけに頼らない収入を生む。同じ州北部の同業とは異なる、長い歴史と手数料の事業を併せ持つ保守的な地方銀行の立ち位置にいる。
ニューヨーク州の北部、バッファローやロチェスターなどの地域で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。事業や商業用の不動産、農業、住宅、自動車の融資を手がける。これに加え、富裕層向けの資産運用や、保険の代理、福利厚生の仲介といった手数料の事業も併せ持つ。複数の地方銀行の合併を経た長い歴史を持つ。約五十の支店を構える。集めた預金と貸出の金利差に手数料を加えて稼ぐ構造になっている。
ニューヨーク州北部は、人口の流出で長く経済が伸び悩む弱点を抱える。商業用の不動産、とりわけオフィスへの融資の悪化は、貸し倒れを招く。金利の急な低下は利ざやを縮める。資産運用や保険の手数料の事業も、専門の競合との争いがある。同じ州北部や近隣の地方銀行との競争も激しい。規模が小さく、大手のような効率は出しにくい。
配当を長く続けながら、保守的な与信の規律と、地域への密着を重んじる経営。銀行に加え、資産運用や保険という手数料の事業を育てて収入を分散する。ニューヨーク州北部への集中と、長い合併の歴史を生かしつつ、自社株買いや選んだ買収も交えて着実に運営する方針が特徴になっている。
地域経済と、金利、手数料事業に依存する。地盤とするニューヨーク州北部の製造業や農業、教育、医療に支えられた経済が保たれるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、資産運用や保険といった手数料の事業が安定して収入を生むか、そして商業用の不動産への融資が健全に保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $629M(10%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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