GEMI
Gemini Space Station取引所というより、保管やステーブルコイン、クレジットカード、予測市場までを1つのアプリに束ねる設計を選んだ。専業の競合との違いはそこにある。
取引の手数料を中心に、現物や先物の取引、機関投資家向けの保管、ドル連動のステーブルコインGUSD、マスターカードと組んだクレジットカードなど複数の事業から稼ぐ。2025年12月には当局の許可を得た予測市場「Gemini Predictions」も始めた。
暗号資産が弱気相場に入ると取引量が細り、手数料収入が一気に縮む。集団訴訟や規制当局の調査・処分に晒される立場でもあり、費用と時間を取られやすい。
創業者の双子が引き続き経営の中心にいて、事業の取捨選択も速い。2026年にはNFT事業のNifty Gatewayを閉じ、英国や欧州連合、オーストラリアから撤退して米国に資源を集めた。
米国での規制の明確化と、暗号資産の相場や取引量、そして海外撤退と予測市場への転換が計画通り進むかで、収益の変動幅が決まる。
この会社をどう読むか
Gemini Space Stationは、いま事業の間口を広げるより狭めることを選んでいる。2025年12月に当局の許可を得た予測市場「Gemini Predictions」を始めた翌月、NFT事業のNifty Gatewayを閉じた。
創業者のウィンクルボス兄弟は10年以上前、流通するビットコインの約1%にあたる量に投資していたことで知られる。相場次第で取引量が大きく揺れる商売だけに、どの市場と商品を残すかの判断が、そのまま会社の輪郭になっている。
バランスシート (要約)
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $541M(30%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$252M
- 他の流動資産$1.4B
- 固定資産$196M
- 流動負債$1.2B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $180M
- 売上成長率
- 26.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −192.5%
- 純利益率
- −324.6%
- ROE
- −107.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$218M
- フリーCF
- −$220M
- 営業CFマージン
- −121.5%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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